第10章 期末テスト
『いらっしゃい』
切「お、おじゃまします!」
爆「おじゃまします」
週末、2人がウチに来た
電気だけなら部屋はいつものままだけど、2人が来るからちょっと掃除したんだよね!お母さんまではりきってしまっていつもの何倍もの綺麗さだ。今日さっそく電気が来た時とてつもなく驚いていた。
母「いらっしゃい~!マナが男の子家にあげるの珍しい!!電気くん以外にウチに来てくれるコがいるなんて嬉しいわ~!」
切「お、おじゃまします!その、すみません突然」
母「いいのいいの!ゆっくりしてってね!私は仕事でいないから好きなだけくつろいでちょうだい」
お母さんは快く2人を迎えてくれる。もともとテンションが高めなお母さんがさらにハイになっていて思わず苦笑いしていまった。
そんなお母さんをとりあえず放っておいて、私は2人を連れて二階へあがり、自分の部屋へ招いた。
『どーぞ。電気もういるから適当に座って』
切「お、やってる…ってか死んでる」
爆「授業まともに聞いてねえからだろ」
上「お、お~~す…」
今日も早くから家に来ている電気はすでに頭ショート寸前だ。
ウェイ電気は可愛いけど、テスト期間は本人がまずい。休憩させた方がいいかな。
『電気、アホになるといけないから休憩して。ベッド使っていいから』
彼は限界らしく、動かない
『はあ…どっちか、電気を運んでくれる?そこのベッドに投げておいていいから…』
爆「チッ…おら立て!!」
上「うっ…ェ」
切「やべえぞ半分うェいになってる」
勝己くんがほんとにベッドに電気を投げた。確かに投げておいて良いとは言ったけど、まさか投げ技みたいにするとは思わなかった。ベッドが頑丈でよかった…
『はあ…さて!やろっか…なにからやる?』
爆「俺はなんでも」
切「じゃあ数学いいか?わかんないとこ多くてよ、、」
そうして電気を除く3人で勉強を開始する