第10章 期末テスト
切「ど、どういう意味で…?」
とても深刻そうな顔をしながら聞いてくるじろーくん。そんなに変なこと言ったかな?
『なんか、好きなおもちゃとられる気分…』
上「俺はおもちゃか!」
『って、そんな話はいいの!!とにかく、赤点なんてとらせないから絶対!しっかり、勉強するよ!』
おう!と元気よく返事をする電気。だけど知ってる…電気のこの勢いもこの場だけだって。いつもいざやるとなったらすーぐにゲームやりたいとか外行こうぜ!とか言い出すんだ。
その後ももちゃんがみんなを家に招くことになったらしい。ももちゃんはクラス1位だし、頼りになる先生だ。赤点やばい組や他のわからない人も、これでなんとかなるといいな…みんなで合宿行きたい
切「この人徳の差よ」
爆「俺もあるわ!てめぇ教え殺したろか!」
そんなももちゃんの様子を見て勝己くんに言うのはじろーくん。すると勝己くんのプライドが許さなかったのか、訳の分からない誘い方でじろーくんの先生を申し出た。
というか、教え殺すってなに…?
すると
切「マナ、勉強なんだけどさ、俺らも一緒にやっていいか?」
『俺らって、じろーくんと勝己くん?』
爆「俺の部屋は絶対ェ誰もいれねえから」
切「って言ってて場所ねえんだよ。マナ頭いいし、一緒にやれればいいなってさ」
『うん、いいよ。4人なら私の部屋に入るし、ウチおいでよ』
そんなこんなで、勉強会の予定が決まった。そしてウチに来るのは週末ということになり、それまでは図書館でやるということになった。