第8章 職場体験
切・瀬「「アハハハ!マジか爆豪!」」
爆「クセついちまって洗っても直んねぇんだ。おい笑うな!ブッ殺すぞ!」
『おはよー…って、勝己くんどうしたのそれ』
朝教室に入ると、爆豪くんがとんでもない髪型になっていた。
瀬「やってみろよ8:2坊や!」
爆「んだとコラー!!」
BOMB!!と爆発すると、いつものような髪型にもどった勝己くん。しかしそれはいつもより明らかにボサボサだった。
『もう…似合ってたのに』
爆「んなわけあるか!」
『あるよ~。あ、髪ちょっとボサボサだから整えてあげる。おとなしくしてて』
私は勝己くんの前の席に座り、電気が持っていた櫛とワックスで彼の頭を整え始める。
『わあ…勝己くん髪ふわっふわ…意外…』
爆「うっせ!いいから黙ってやれや!」
『はいはい。…ほら、なおったよ』
いつもの勝己くんのトゲトゲヘアーの完成だ
『どう?』
爆「!!ふつーだわ!」
『よかった』
勝己くんのふつーなら、大丈夫なはず。そう思って電気にワックスを返しにその場を立つ。すると、その様子を見ていたじろーくんと範太くんが勝己くんに絡みにいく。
切「お前髪触られて照れてんの?」
瀬「顔赤ェ!」
爆「うっせえええ!しね、ボケが!」
反発している彼の横顔…耳が真っ赤だった。髪触られただけなのに…体育祭でも思ったけれど、やはり案外ウブなのかもしれない
『あ、焦凍くん!今度また病院一緒に行ってもいいかな?』
轟「!ああ…お母さんも喜ぶ」
焦凍くんを見つけて声をかけた。そしてそんな約束をしていると…
芦「へぇ~ヴィラン退治までやったんだ!うらやましいなぁ」
耳「避難誘導とか後方支援で実際交戦はしなかったけどね」
蛙「私もトレーニングとパトロールばかりだったわ。一度隣国からの密航者を捕らえたくらい」
「「それすごくない!?」」
クラスのそんな会話が聞こえる。やっぱり、みんな大なり小なり何かしら体験したんだ。
蛙「お茶子ちゃんはどうだったの?この1週間」
麗「とても有意義だったよ」
そういうお茶子ちゃんは何か凄いものがでてる
蛙「目覚めたのねお茶子ちゃん」
上「たった1週間で変化すげぇな」
峰「変化?違うぜ上鳴。女ってのは元々悪魔のような本性を隠し持ってんのさ…」
上「Mt.レディのとこで何見た!?」