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メロメロ少女【ヒロアカ】

第8章 職場体験


犬「逮捕したヒーロー殺しだが、火傷に骨折となかなか重傷で現在厳戒態勢のもと治療中だワン。雄英生徒ならわかっていると思うが超常黎明期、警察は統率と規格を重要視し個性を武に用いない事とした。そしてヒーローはその穴を埋める形で台頭してきた職業だワン」

そうだ、私たちは個性を使って戦ってしまった

規則を、破って…

犬「個人の武力行使…容易に人を殺められる力。本来なら糾弾されてしかるべきこれらが公に認められているのは先人たちがモラルやルールをしっかり遵守してきたからなんだワン

資格未取得者が保護管理者の指示なく個性で危害を加えたこと、例え相手がヒーロー殺しであろうともこれは立派な規則違反だワン」

仕方ないことだとはわかるけど…だったら黙って見過ごしてよかったの?それでも、ヒーローを目指す者なの?

犬「君たち3人及びプロヒーローエンデヴァー、マニュアル、グラントリノ。この6名には厳正な処分が下されなければならない」

轟「待ってくださいよ。飯田が動いてなきゃネイティヴさんが殺されてた。緑谷が来なけりゃ2人は殺されてた。誰もヒーロー殺しの出現に気づいてなかったんですよ。規則守って見殺しにするべきだったって!?」

犬「結果オーライであれば規則など有耶無耶でよいと?」

轟「人を救けるのがヒーローの仕事だろ!」

犬「だから君は卵だ。まったくいい教育をしてるワンね…雄英もエンデヴァーも」

轟「この犬…ッ!」

『焦凍くん!』

グ「まあ待て。話は最後まで聞け!」

犬「以上が警察としての公式見解。で、処分云々はあくまで公表すればの話だワン。公表すれば世論は君らを褒め称えるだろうが処罰はまぬがれない。一方で汚い話、公表しない場合ヒーロー殺しの火傷痕からエンデヴァーを功労者として擁立してしまえるワン」

つまり、黙ってればわからないけど、手柄は全てなくなるよってこと?だったらそんなの手柄なんていらない。名声が欲しいがためにヒーローになるんじゃないから。

こんなところで、ヒーローへの道を閉ざされるくらいなら名誉なんていらない!

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