第8章 職場体験
轟「緑谷!?」
緑「なんか普通に動けるようになった!」
緑谷くんが自由になった体で焦凍くんを助ける。しかし、飯田くんやヒーローさんはまだ動けない様子だ。ということは、何かしらの制限があって、それが解けたということだ。時間?けど、最初に緑谷くんがやられたとは考えにくい。
轟「時間制限か!?」
ネ「いや、あの子が一番後にやられたはず!俺はまだ動けねえ」
轟「下がれ緑谷!」
焦凍くんはステインの攻撃に気づき、すぐに氷で追い返す。その間に、緑谷くんがステインの個性について分析を行う。
緑「血を摂り入れて動きを奪う…。僕だけ先に解けたってことは考えられるのは3パターン。人数が多くなる程効果が薄くなるか、血の摂取量で効果時間が変化するか、血液型によって効果に差異が生じるか…」
ネ「血液型…俺はBだ」
飯「僕はA…」
彼らが血液型を答えると、ステインはニヤリと笑った
ス「血液型…正解だ」
轟「さっさと2人担いで撤退してぇとこだが…そんな隙見せらんねえ。プロが来るまで近接を避けつつ粘るのが最善だと思う」
緑「轟くんは血を流しすぎてる。僕が奴の気を引き付けるから後方支援を!」
轟「相当危ねえ橋だが…そうだな。2人で守るぞ!」
『3人だよ、私も援護する!焦凍くんを治したいけど…そんな余裕ないみたいだし』
飯「やめてくれ…もう…僕は…」