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温もりに包まれてて 【贄姫と獣の王】

第3章 何処?




顔に当たる暖かい気配で
フッと目が覚めた。

眩しい…
昨日カーテン閉め忘れちゃったのかな?

今何時?
手探りでいつもの場所に置いてある
スマホを探す。

あれ?ない?
もー!昨日弄りながら寝落ちしたのか。
そんな事を考えながら
布団の中を手探りしながら
ソーっと目を開けてみた。


『えっ…あた…しの部屋じゃない?』


ガバッと勢いよく起き上がって見ると
全く見覚えのない部屋が目に入る。

寝てたみたいだけどここどこ?
アタシどうしたんだっけ??

まったく働かない頭を抱えて考える




リナとアイスを食べに行こうとして...
そうだ、車に引かれそうになって...

ん?ってことはここは病院?
などと、考えていると

ガチャ
部屋のドアが開いて白髪の小柄なおばあさんが入ってきた。


お「あら、目が覚めたのね、よかったわ」


とても優しい笑顔の小柄なおばあさんだった。


お「ビックリしたよ、2日前に旅の方がおまえさんを抱き抱えて連れて来て」

旅の方?
ん?
全くわからない…何がどうなってるの?


お「今、家の屋根の修理をしてくれているんだよ、世話になってるお礼だなんて律儀な子だね、彼氏さんかい?
もう来ると思うから、もう少し寝てなさい、暖かいスープを持ってきてあげるからね」


おばあさんは、また笑顔で部屋を出ていった。


頭の中はハテナで一杯だった…
取り敢えずは落ち着いて深呼吸。

『ふぅー』

あぁー
無理!何がどうなってこうなった!

頭を抱えて唸っていた。
回りを見渡してみると、テレビで見る様な木こりの家?みたいな、壁も家具も全部が木で出来ていて可愛い。

ここは何処なんだろ、窓の外を見ても木が沢山生えていて森?

誰か説明して下さい!

心の中で叫んでいた。
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