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温もりに包まれてて 【贄姫と獣の王】

第11章 心の籠


あれから2日たった

アタシは…というと
王様の部屋に絶賛引きこもり中!
結界がはってあるから安心しろ
とは言ってくれてるけど
王様の部屋は真ん中には大きなベッドだけ
何もすることがなくて暇なんです…

王様は朝からずっと会議でかなり色々言われてるらしい
心配するなとは言ってるけれど
かなり疲れているみたい

自分のことで大変な思いを王様がしているのにじっとしてるのは違う気がする!

何かアタシに出来ることはないかな?
部屋のドアを開けて首だけ出し
キョロキョロ廊下を覗いてみた

『おし!誰もいない♪』

そーっと部屋を出て何処に何があるかもわからないけれど歩き出してみた

ロプ「シュリ何処に行くのだ!」

キュ「どこ行く!」

『あっ 見つかっちゃった テヘッ』

キューちゃんとロプちゃんが追いかけてきた

ロプ「部屋から出てはダメだと王様が言っていたのだ」

キュ「言っていた」

『部屋にずっといるの退屈なんだもん それに…アタシのせいで王様が大臣さん達ともめてるんでしょ? 何だかじっとしてられなくて』

ロプ「ダメなのだシュリ 王様が怒るから部屋にもどるのだ!」

キュ「怒る 怖い!」

『でも…そうだ!キューちゃんとロプちゃんが一緒にいてくれれば大丈夫でしょ♪』

我ながら良い考えが浮かんだと思い
少しスキップしながら廊下を進んだ




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