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温もりに包まれてて 【贄姫と獣の王】

第10章 軽蔑


コンコン

ア「王様 娘の服をお持ちしました」

王「アヌビスか 入れ」

スッと王様は手を離しアタシを背中に隠した

ガチャ

ア「失礼いたします 急ぎでしたのでこちらでよろしいでしょうか…」

王「ああ 取り敢えずはこれで良い 後で何着か用意しておけ」

ア「王様!いったいどう言うことなんですか!生贄の娘を食わずにおくなど…何か娘が粗相をしましたか?」

王様がアヌビスさんから受け取った服は
普通のワンピースとかではなく 豪華ではないがそれなりのドレス
またこんなの着るのか…フワフワで恥ずかしいんだけど…
今はそんなこと言ってらんない!
なんせ裸族になりつつあるのだから‼
王様がアタシを隠したまま 後ろ手にドレスを渡してくれたので取り敢えず早く着ちゃおう

『アヌビスさん ありがとうございます』

王様の後ろからだけど一応お礼を言ってからお着替え中…

ア「王様 お聞きしたいことは山ほどありますが…皆広間で王様をお待ちですので」

王「わかった」

アヌビスさんはそのまま部屋を出ていってしまったけど 何となくアタシがこの場にいるのが物凄くダメなことなんだって事だけは理解した

『おうさま…』

不安になり王様の背後から裾を引っ張り呼ぶと

王「少し嫌な思いをさせると思うが…シュリ お前は私の側にいろ いいな?」

振り替えってアタシを抱き締めてくれた


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