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温もりに包まれてて 【贄姫と獣の王】

第8章 魔王のお城


王様からのお許しを得て 牢に閉じ込められることはなかった

アタシのお付き兼見張り役は
ちょっと大きめのまっくろ○ろすけ?の様な姿で 目が一つだけの子と口だけの子
キュクとロプス
言いづらいからキューちゃんとロプちゃん

暇だったので二人を連れてお城を探検中
窓の外を見ると大きな街並みが見えた

魔族も人間もやっぱり変わらないんだなぁーなんて思いながらボーッと見ていると
遠くでこっちを見ながら話をしている人達がいた

「アヌビス、生贄の娘が城内を徘徊しているとはどういうことだ」

ア「一応鎖で繋いでありますので…」

「そう言うことではないだろう 王は人間をペットにでもする気か!」

偉そうな人がアヌビスを捲し立ててから去って行く

ア「はぁ…チッ!お前らに王の何がわかる…しかし今回の事は納得できないですね…」

アヌビスは顎にてを当ててシュリを見ていた。





そんな事とは知らずに
『キューちゃんあれは何? ロプちゃんこっちは何する所?』

キョロキョロしながら街を見ていたら

フワッ
『わ…王様』

王「誰が部屋から出ることを許した」

後ろから急に抱き上げられてギロッと睨まれながら言われたけれど
暇だったんだもん…

そのまま王様の部屋まで連れてこられた

王「部屋から出て私の目のと届かない所ではお前など一瞬で八つ裂きにされるぞ 供儀の前に命を落としたいのか」

『王様アタシの事を心配してくれてんだ』

ジャッ!
鎖を引かれてベットの上に投げられまた首に爪をかけられた


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