第4章 同じなのに
頼まれた買い物も終わり(ほとんど全部のお店で無言対応されたけど…)足早に家に戻る。
『おばあちゃん、ただいまー』
お「おかえりシュリちゃん、ありがとうね」
『うん これでよかったかな?』
買い物籠を机の上に置く
お「シュリちゃん何かあったのかい?」
『おばあちゃん…』
お「村の人達に何か言われたのかい?」
『……アタシ おばあちゃんに迷惑かけてるよね…ごめん…ね』
お「何を言ってるんだい!シュリちゃんが来てくれたお陰で、一人だったこの家が明るくなって、こんなに楽しい毎日を送れているんだよ?誰が何を言おうと気にしなくていいよ」
『おばあちゃん…大好き』
その時は思いっきり泣いてしまった
初めてこんなにもあからさまに人の冷たさを目の当たりにして、同じ人なのに同等には見てくれない悲しさをどうしたらいいのか自分でもわからないかった。
でも、おばあちゃんの言葉で、気持ちで、その倍以上の人の暖かさや優しさを教えてもらって嬉しかった…幸せだった。
それもいつまでも
続くわけではなかった…