夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第11章 ひみつのナイショ噺 vol. 3
櫻「ごめんね、智くん…でも、ほんとに何もなかったよ?風磨はほんとに弟のような存在だからつい気が緩んじゃって…これからはもっと気をつけるから」
大「うん…」
翔くんが遠慮気味に俺に抱きついてきた。
櫻「ごめんなさい…」
大「もういいよ、俺の気持ちちゃんとわかってくれれば」
櫻「うん、智くんの気持ち…嬉しかった…こんなに俺のこと好きでいてくれてるんだってわかったから」
翔くんがぎゅっと抱きついてきたから俺も翔くんの背中に腕をまわしぎゅっと抱きしめ返した。
相「よかったぁ、仲直りしてくれて…」
松「ほんとだよ、生放送なのにケンカしたまま出演なんてしたらリーダーはまだしも翔くんのパフォーマンスがグダグダになるからな」
俺はまだしも翔くんが?
二「ほんとに…こんな我が儘な人のどこが良いのかわかりませんが翔さんは大野さんにベタ惚れですからねぇ」
相「普段は完璧に近いけど大ちゃんが絡むと途端に冷静さ失うもんね」
松「そうそう…番組収録中もリーダーの話題になると急にテンション上がるしな」
二「フォローするこちらの身にもなって欲しいですよねぇ」
相「でもそのこと大ちゃんはわかってないでしょ?」
翔くんが俺が絡むと冷静さを失うなんて気がつかなかった。
翔くんを見ると指摘されたのが恥ずかしいのか顔を紅くしてるし…可愛いなぁ~。
松「リーダー…顔、緩み過ぎだよ。さっきまで鬼みたいな表情してたくせに」
大「ふんっ、うるせっ!翔くんが可愛いんだからしょうがないだろ?」
相「怒ってるよりは全然いいよぉ」
松「まぁな」
二「嵐が平和な証拠ですからね」