第11章 ひみつのナイショ噺　vol. 3

大「ん、いいよ…俺もこれ終わったら予定ないし」

侑「ほんとですかっ？やったぁ、ありがとうございます」

二「大野さんっ」

大「なんだよ」

ニノが俺のことを睨んでるけど俺が悪いのか？

松「ごめん、知念。今日は駄目だ。このあと打ち合わせあるのに、リーダー忘れてるよ」

このあと打ち合わせなんて入ってないのに！みんなしてなんだよ！

わからず屋の翔くんに俺がどんだけ怒ってるかわからせてやりたいのに！

侑「そうなんですね、残念…お仕事なら仕方ないです。また今度…」

相「悪いね、うちのリーダー物忘れ激しくて」

侑「いいえ、それじゃあお邪魔しました」

侑李が部屋を出ていくとみんなが俺を睨んだ。

二「大野さん、今のはないよ」

大「なんでだよ…翔くんだって後輩と飲みに行くんだから俺だって行っていいだろ？」

相「そりゃあね、飲みに行くのが悪いとは言わないよ？でもさぁ、タイミングがね…」

松「今日は翔くんと一緒に帰るって言ってただろ？」

大「今日、翔くんと居たってケンカになるだけだもん」

二「それでも約束してたのに勝手に反古にするのはどうなんですか？」

大「最初に約束破ったのは翔くんだろ！」

松「だからぁ、それは本人も反省してるんだし。見せつけるようなやり方は良くないよ」

大「翔くんだって見せつけてんじゃん…風磨と明日会う約束を俺の前でしてるんだぞ？」

相「それは忘れ物取りに行くだけでしょ？」

大「ふんっ！そんなのわからないだろ⁉そのまま家に上がらせてきっとまた飲んでそれでまた泊まらせるんだ。俺に内緒で！」

松「そんなことしないよ、翔くんは」

大「酔いつぶれたらわからないんだろ？もし泊まらせたってまた黙ってるかもしれないしな！」

なんでみんな翔くんを庇うんだよ！悪いのは翔くんなのに！