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夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第7章 ハピバ!


松潤が翔くんの頬にキスをした。なんで?あのふたりライブでだってそんなことしたことないじゃん!

「大野さん?どうかしました?」

「えっ?」

「眉間にシワよってますけど?」

「あ…」

慌てておでこに手をやりシワを伸ばす。

「ふふっ、何か気に入らないことでもありました?」

「いや、無いけど」

「ふ~ん」

ニノが目を細め疑いの眼差しで俺のことを見ていた。

「ならいいんですけど、あなたの誕生日なんですから楽しく過ごしましょうね」

ニノは俺の肩を抱くと頬にチュッとキスをしてきた。

「なにっ⁉」

「機嫌治して貰おうかと思って」

ニコッと笑い掛けるニノ…お前にされてもなぁ。

「あれ?私じゃ不満ですか?」

「不満とかじゃなくて男同士でキスってどうなの?」

「駄目ですか?大野さんってそういう偏見ない人だと思ってましたけど」

偏見はないよ…でもどうせされるならさ…そう思いながら翔くんに視線を送るとナゼか今度は相葉ちゃんが翔くんを押し倒してあろうことか翔くんの唇を狙おうとしていた。

「翔ちゃん、いいでしょ?チュウしよ?」

「良いわけないだろ!」

翔くんが両手を突っ張り相葉ちゃんの胸を押し返してるけど、翔くんが力で相葉ちゃんに勝てるわけがない!

俺は急いで相葉ちゃんの背後に回り羽交い締めした。

「止めろ!相葉ちゃん!今日お前らおかしいぞ!」

「そう?お祝いなんだからさ、無礼講でいいでしょ?」

相葉ちゃんがニノと松潤を見るとふたりはウンウンと頷いてる。

「無礼講でなんで翔くん襲ってんだよ!」

「だって松潤もニノもキスしてるんだもん、俺だけ仲間外れじゃん」
 
だからって翔くん襲うな!
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