• テキストサイズ

夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第7章 ハピバ!


リーダーの誕生日当日、打ち合わせが終わり会議室に5人だけになった。

「で?今日はどこで智くんのお祝いするの?ニノが仕切ってくれてんだろ?」

「ええ、今日は大野さんの家でパーティーします」

「はっ?俺聞いてないぞ」

リーダーが驚いた。

「あれ?そうでした?でも大丈夫ですよ、食料の調達はしてありますから場所だけ提供してください」

飄々と答えるニノ…わざとのクセに、さすがだなアカデミー俳優。

「何勝手に決めてんだよ!」

「いいじゃんリーダー、前にお邪魔した時部屋綺麗になってたよ?急に行っても大丈夫だろ?」

「そういう問題じゃないだろ!」

俺がフォロー入れたのに納得しなかった、それもそうかメンバーを家に呼ぶなんてしたことないもんな。

「そうだよ、智くん困らせちゃ駄目だろ?今日の主役なんだから…いいよ、今から俺店探すから」

見かねた翔くんがそう言ってスマホを手に取った。

「えー、だって料理頼んじゃったんだよ?アルコールだっていいヤツ取り寄せたのに」

「手配したのは相葉さんじゃなくて潤くんですけどね、で?大野さん潤くんの好意を無駄にするんですか?」

「あぁ!もぉ、わかったよ!いいよ家来て」

「やったー!」

「悪いね、リーダー」

「最初からそう言ってくれればいいんですよ」

「なに⁉」

「いいえ、何でもないです…さ、行きましょ?」

「ほんとにいいの智くん?勝手にあいつらが決めたんだから駄目なら駄目って言っていいんだよ?」

「いいよ、せっかく準備してくれたんだから」

「それならいいんだけど…ごめんね、ニノが全部仕切るって言うから俺何も知らなくて…知ってたら智くんの都合聞いたのに」

「翔くんが謝ることないよ…お祝いなんだからさ、翔くんももう気にしないで楽しくやろ?」

「うん、わかった」
/ 115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp