• テキストサイズ

夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第6章 呉越同舟 その後


玄関の前で呼び鈴を押すとリーダーが嫌そうな顔をして出迎えてくれた。

「お邪魔します」

ニノがリーダーを押し退け部屋に上がろうとする。

「おい、ちょっと待て…お前ら何しに来たんだ?」

ニノの肩を掴み俺たちの顔を見る。

「何って決まってるだろ?デビュー記念のお祝いだよ」

「そんなの家でやるって言ってないよな?」

「言ってないけど翔ちゃんとふたりでやるつもりだったんでしょ?俺たちも混ぜてよ…ケーキも買ってきたし~」

「まさか、お前らまた…」

「なんの事です?私たちはお祝いしに来ただけですよ?」

肩を掴んでるリーダーの手を外しニノが部屋の奥へと進んでく。俺と相葉くんも後に付いていった。

リビングに入ると翔さんが少し困ったような顔をして俺たちを迎えてくれた。

「こんばんは、翔さん」

「翔ちゃん、ケーキ食べよう~」

「翔くん、嵐のデビュー記念なんだから5人でお祝いしようね~」

「あ、うん…」

何となく予想はついちゃってるよね?翔くん。

そりゃね?翔くんは今はもうリーダーのモノだよ?でもさぁ、俺たちやっぱり翔くんのこと好きなんだよねぇ。だからといってリーダーから奪い取ろうなんてつもりはない…まぁ、無理だろうし。ただ5人のお祝いの時くらいね、みんなで幸せになろうよ。
/ 115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp