• テキストサイズ

夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第5章 いま愛を語ろう


そんな悩みを抱える中、レギュラー番組で翔くんとふたりだけの収録。

翔くんとエンディングトークの時、本音がポロっと漏れた。

「寝よっか?」

「そろそろ寝ます?」

そう翔くんが聞いてきたからつい

「一緒に寝よっか?」

って聞いちゃったんだ。慌てる翔くん。

「っ⁉一緒には寝ませんよ?」

「はやくおいで!」

扉を開けて手招きをした。

そして楽屋で後悔…

今はニノとふたりで楽屋に待機中。収録を見ていたニノに言われた。

「リーダー、ずいぶん頑張ったね?」

「んっ?」

「翔ちゃんに一緒に寝ようって誘ったでしょうよ」

「あんなの本気にするわけないじゃん」

「それでも、あなたにしたら頑張ったでしょ?」

「ん~」

ほんとはスッゴい勇気出したんだけどなぁ。

「付き合い出してだいぶ経つのによく我慢してるね?」

「あんま贅沢は言えないよな…離れて行かれたら元も子もないし」

それでも最近は触れたい衝動を押さえるのが大変なんだ。

「まぁ、確かに長かったからねぇ…あの常識人な翔ちゃんをよく落としたよ」

「ニノのお陰だよ、ニノがいなかったらとっくに心折れてたよ…」

「俺は翔ちゃん攻略をただ楽しんでただけだよ?」

ふふっ、て笑うニノ。知ってるよ?ほんとはお前が誰よりも優しいのは。
/ 115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp