夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第4章 wish
目が合うだけで翔さんの瞳が閉じられる。
躊躇うことなくいきなり舌を差し込み激しく貪りあった。
「ふっ…ん…」
翔さんの甘い声が耳を擽る。
昨日までは想像も出来なかった翔さんとの激しい口づけは俺の理性を瞬く間に崩壊させていく。
ゆっくりとソファーに押し倒していくと翔さんの腕が俺の首に回った。息も吐かせぬように舌を吸い上げ絡ませる。
「んんっ…」
翔さんの苦しそうな声が聞こえ漸く翔さんから少し離れた。
「はぁ…ニノ…」
俺を見上げる翔さんの目が艶っぽくってゾクッとした。
その瞳に誘われるように翔さんの素肌に手を伸ばす。
シャツの裾から侵入させた手が触れると翔さんの身体がビクッとした。
「ニノ…」
不安そうに揺れる翔さんの瞳。
「止める?無理にはしないよ?」
俺の目を見つめ少し考え込む翔さん。
「……優しくしてくれる?」
「うん、メチャメチャ優しくしてあげる」
「じゃあいいよ…ニノの事信用してるから…」
翔さんが微笑むのを合図に俺は翔さんにキスをしながらその身体に触れそっと撫でた。
段々と熱を帯びてくる身体…シャツのボタンを外し前を開くと翔さんの白い肌が薄く綺麗なピンクに染まっていた。
胸の真ん中で主張する突起に舌を這わせると翔さんの背中が仰け反った。
「あぁっ!」