• テキストサイズ

夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第4章 wish


すぐに離れ翔さんの顔を見ると恥ずかしそうに視線を伏せて頬を紅く染める。

「やっぱ可愛い…こんなの子供のキスでしょ?なんで照れちゃってんの?」

「だって、キスされるのって初めてだから…ドキドキしちゃった」

ニコッと笑う翔さんが愛しくて思いきり抱きしめた。

「ニノ?」

「もう、離したくなくなるじゃん、そんな顔されたら」

「…うん、俺も離れたくない」

翔さんが抱きついてきた。

「…家、来る?」

胸の中で小さく頷く翔さん…翔さんに軽く触れるキスを落とした。

「帰ろうか?」

「うん」

嬉しそうに微笑む翔さんの手を引き楽屋を出た。

マネージャーの車でふたり家まで送って貰う。家までの道程がこんなにもどかしく感じたのは初めてで、シートに置かれた翔さんの手に手を重ねると翔さんはこちらを見てはにかんだ。

マンションについて足早に部屋に向かい、玄関に入るなり翔さんをぎゅっと抱きしめ唇を奪った。

「んっ…」

翔さんの鼻から抜けるような声に煽られ舌を差し込み翔さんの舌を絡めとる。ひとしきり堪能して翔さんを解放した。

潤んだ瞳で俺を見る翔さん…

「…奥行こう」

翔さんの手を引きリビングに入るとソファーに座らせ俺も隣に座った。
/ 115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp