夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第2章 Sunflower
ダンスレッスン中も相葉ちゃんをチラチラと盗み見る。ほんとに何事にも一所懸命なんだよね、相葉ちゃんって…だから心配になっちゃうんだ。
それにスッゴい疲れてる筈なのにそれを態度にも出さないし…すぐ眠くなっちゃう俺とは大違い。
そんな事を考えながらぼーっと相葉ちゃんを見ていたら急に相葉ちゃんがこちらを向いた。
「ねえ、大ちゃん…ここどうやるんだっけ?」
「えっ?あ、どこ?」
慌てて相葉ちゃんの方に行こうと思ったら脚が縺れてしまった。
「あ、危ないっ!」
転びそうになったところに相葉ちゃんが駆け寄ってきてその胸に抱き止めてくれた。
「あ、ありがと…」
相葉ちゃんの胸の位置に頭を抱え込まれた。
あれ?心音早くない?確認しながら軽く踊ってただけだよね?
「相葉ちゃんの心音凄い早いけど大丈夫?少し休めば?」
視線を上にあげ相葉ちゃんの顔を見上げると相葉ちゃんと視線が合った。途端に顔を横に向け顔を紅く染めた相葉ちゃん。
「相葉ちゃん?」
「そんな目で見ないでよ…」
「そんな目?どんな目?」
「スッゴい可愛い目…」
「可愛い目なんてしてないよ」
「してるよ…可愛い目でいつも見てるでしょ?俺のこと。意識しないようにするの大変なんだよ?」
「へっ?」
相葉ちゃんにバレてた?やっべ~、凄い恥ずかしいんだけど…