夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第2章 Sunflower
「おふたりさんお取り込み中すみませんが、俺スタッフとの打ち合わせ行くから」
「あ~、頑張ってね松潤」
「相葉くんもね?そろそろリーダー離してやらないと倒れちゃうよ」
クスクス笑ってる松潤。さっきから胸が苦しくてクラクラしてきてたんだ。
「え?大ちゃん大丈夫?」
俺の顔を覗き込む相葉ちゃん。
手を俺のおでこに当て心配そうに『う~ん』と唸ってる。
「顔は赤いけど熱はなさそうだね?」
「ははっ、相葉くん違うから…相葉くんも覚悟決めたら?はっきり言わないと伝わらないよその人の場合。あんまり悩ませちゃっても可愛そうだしね」
「え?あ、うん…そっか、うん、そうだよね」
何やらブツブツとひとりで呟いて納得している相葉ちゃん。
「じゃあ行くね、相葉くんリーダーのこと頼んだよ?」
「うん、ありがと松潤」
笑顔で手を振り松潤を見送る相葉ちゃんからまた目が離せなくて…なんで相葉ちゃん見てると気持ちがほんわかするんだろ?
松潤が部屋から出て行くと相葉ちゃんがこちらに振り返った。
目が合い思わず視線を逸らしてしまった…さっきまでのほんわかしていた気持ちが急にドキドキに変わる。
「大ちゃん、練習終わったらさちょっと話があるんだけどいいかな?」
「あ、うん…大丈夫だよ」
「ありがと、じゃ練習始めようか」
ニコッと笑う相葉ちゃんの笑顔が眩しく見えた。