夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第2章 Sunflower
「はぁ、終わった~!」
「初日からハードでしたねぇ」
「ふたりは夕べからなんじゃないの?」
翔くんとニノをからかう松潤。
「そうでもないよな?」
平然と答える翔くんに顔を真っ赤に染めるニノ。ニノ可愛いなぁ…
「今日はゆっくり休もうな」
ニノの頭をポンポンと叩きながら優しい笑顔でニノを見る翔くん。うん、確かに幸せそうだ。
「じゃあ松潤、悪いけど先帰るな」
「潤くん、頑張ってね」
「おぅ、ニノ今日はゆっくり休めるってよ、良かったな」
「もぉ~止めてよ潤くん」
そんな事を言いつつもニノの顔ははにかんでて幸せを隠しきれてない。
初めは驚いたけどさ…なんかいいよな、あのふたり。
「大ちゃん、もう帰る?」
後ろから相葉ちゃんに声を掛けられてビクッとした。
「あ、ううん、まだ…ソロのダンスも考えたいし」
「良かった…俺さ少し自主練したいからわからないとこ教えてくれる?」
「もちろん!でも初日から自主練するの?」
「うん、俺大ちゃんやニノみたいに覚え良くないし、いつもだったら翔ちゃんと練習するんだけどさ、翔ちゃん個人レッスン出来る先生が付いちゃったから」
「え?いつから?」
「ふふっ、ニノの事だよ」
「あ~そっか、ニノがいればいつでも教えて貰えるもんな」
「でしょ?いいよなぁ翔ちゃん」
「俺でよければいつでも個人レッスンするよ?」
「え!いいの?大ちゃん…迷惑じゃない?」
「ぜ~ん然、相葉ちゃんただでさえ個人の仕事多くて大変なんだからさ、いつでも言ってよ付き合うから」
「ありがと~、大ちゃん!」
喜んだ相葉ちゃんに抱きつかれ心臓が痛い。俺やっぱり相葉ちゃんのこと…