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夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》

第2章 Sunflower


翌日からの振り付け中も相葉ちゃんから目が離せない。

たまに目が合うとニコッと笑ってくれて、その度にドキリとする。見なきゃいいと思うのに気がつくと相葉ちゃんの事を目で追ってるんだ。

「はぁ~」

休憩に入り大きな溜め息を吐いて床に座り込むと目の前に翔くんがしゃがみこみペットボトルを差し出してくれた。

「智くん、大丈夫?」

ペットボトルを受けとるとゴクゴクと喉をならしスポドリを流し込む。

「はあ~」

「ふふっ、お疲れの様だね」

「そんなことないよ、まだ始まったばっかりじゃん」

「違うよ、ダンスの事じゃなくて…昨日変に煽っちゃったからさ、智くん大丈夫かなって…こういうの苦手でしょ?」

「こういうのって?」

「頭を使うこと…智くんはさ、考えないで思った事を行動にする人じゃん…だから俺たちが煽る必要なかったんだよね、自然に動き出すのを待てば良かったんだけど、見ててさ智くん自身が自分の気持ち気付かないんじゃ始まらないなぁと思って」

自分の気持ち…俺、相葉ちゃんのこと好きなのかな?良くわからないや。

「翔くんはさ、なんでニノの事が好きだってわかったの?」

翔くんが目を見開いて驚いた顔をした。

「だって自分の気持ちだよ?そんなのわかるでしょ?ただ最初は認められなかったなぁ、というか認めたくなかった…男同士でさ、同じグループのメンバーを好きになるなんて、望みなしじゃん」
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