夢現 ~Dream"A"live~ 《気象系BL》
第13章 ナンバーワン
「智くんがね、何か欲しいものあるみたい。取り敢えず俺のスケジュールを欲しいって、一緒にお祝いしたいみたいなんだけど、みんなもどう?」
「へぇ~、リーダーが」
「そういうことならねぇ~」
「お邪魔出来ませんよねぇ」
3人が顔を見合わせて、『うんうん』と頷き合っている。
「なんで?智くんメンバーのこと好きじゃん。みんなでお祝いしてあげた方が喜ばない?」
「いや、我々もわかってますよ?大野さんがメンバーを愛してくれてることは」
「でもねぇ、誰が『ナンバーワン』…か、って言ったらさ」
松潤が人指し指を立てた。
「あ!出た!松潤のナンバーワン!」
「ここで出ましたね。大野さんにも伝授してあげたらどうです?ナンバーワンの言い方」
「いいねぇ~、言わせてみたい」
「言われた方はどう反応するだろうね?」
「まぁ、驚くでしょうね」
「見てみてぇ~。やっぱ俺たちも参加する?」
「やめておきましょ?大野さんががっかりするでしょうから」
「だねっ!」
キャッキャとはしゃぐ3人。
誰が驚いて、何にがっかりするんだ?
「あっ!俺、プレゼント思い付いた!」
「え、潤くんも?実は俺も今思い付いたんですけど」
「ってことは同じもの?」
3人が小さく集まり松潤が何やら囁いた。
「やっぱり?」
「だろ?」
「俺もそれがいい!」
「では、3人からプレゼントしますか」
「俺、良さそうなの探してみるよ」
「よろしく、松潤!松潤なら凄いの探しそう」
「いや~良かった、相葉さんの発言のお陰でプレゼント決まって」
いったいこの3人、何をプレゼントする気なんだ?