第13章 ナンバーワン

「俺のスケジュール？一緒にお祝いするってこと？」

「うん、そう。駄目かな？」

「月曜だから無理だよ。12時過ぎちゃう」

「じゃあ、前の日は？」

「前の日？仕事入ってるから10時過ぎると思うけど、それでもいい？」

「全然オッケー。じゃあ決まりね？」

「うん、わかった。お店どうする？どこか探しておこうか？」

「ううん、大丈夫。俺に任せて？」

「智くんの誕生日なのに？智くんに任せていいの？」

「うん。翔くんのスケジュール貰えただけでいい」

「そっか…じゃあ任せるね？」

「うんっ！」

いいのかな？とは思ったけど、智くんが嬉しそうに微笑んでるからいいか…


後日…レギュラー番組収録日。今日はまだ智くんだけ楽屋に到着していない。

「ねぇねぇ、みんなはもう大ちゃんのプレゼント用意したの？」

「ん～、俺はまだ。ここんとこライブの仕事で立て込んでて、買い物行けてない」

「潤くんはしょうがないですよ。ライブを優先させて貰わないと。で？そういう相葉さんは？何か考えているんですか？」

「うん、いくつかあって…だからさ、みんなと被ってないか確認したかったんだよね」

「あ～、そういうことですか。俺もまだ決めてませんよ。翔さんは？」

「え？俺？俺は決まってるというか、決まってないというか…」

「どういうこと？」

松潤が眉毛を寄せ、首を傾げる。