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<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹

第237章 White special day ― 武将&姫 ―


<政宗の場合>

「ほら、舞、たくさん食べろ」

大皿を手にした政宗が、舞の膳にてきぱきと料理を載せていく。

「このお料理、政宗が全部作ったの?」

舞の問いに当たり前だろうと言わんばかりの表情で政宗は答える。

「当然。今日はおまえの為に準備したんだからな、おまえの好物しか作ってないぞ」

「言われてみれば…ありがとう、政宗」

確かに舞が特に好きな料理ばかりが目の前の膳に並び、舞が礼を述べると政宗はいつものにやりとした好戦的な笑みを浮かべながら言った。

「礼は要らない。それより俺に口付けてくれよ」

「…ってまたからかって…」

政宗の言葉に冗談かと返すと、目を細めながら政宗は言う。

「からかってなんてないぞ。あ、そうか、今日のここはくらぶ乱世だから、俺からおまえをもてなさないとならないのか」

政宗はそう言うと大皿を置きに戻ると、すぐ舞の隣に戻ってきて座り、ぐいと舞の腰を引き寄せる。

「政宗…近いってば…」

「何言ってるんだ、今日はホワイトディとやらでおまえを甘やかすんだ。俺がこれくらいやっても当然だと思ってもらわないとな。それに、今夜は俺がおまえをたっぷり啼かせてやるから覚悟しておけよ」

政宗の不敵な笑みに惹かれ、舞は政宗に全てを委ねるのだった。


<終>
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