<イケメン戦国ショートストーリー集>戦国の見える蒼穹
第115章 表裏一体 ― 姫&三成 ―
相手は政宗で、とにかく激しい行為に私のからだは壊れるかと思うけれど、でも乱暴とは違い、乱れに乱れて最高に感じさせて、からだと心を満足させてくれる。
「すげぇ締め付け、たまらねぇ」
政宗は私の中を満足そうにつぶやき、益々からだを揺らして高みへ私を昇らせる。
「も…だめ…っ」
気が遠くなりそうになりながら、最高に気分の良い行為を政宗は、私にくれる。
ごめんね、三成くん、貴方を一番愛してるけれど、それとこれは話しが別。
私の火照りは貴方では消せなくて、もっともっと、と、欲しがってばかり。
私のこのからだの中の火を消せる人がどうしても必要なの。
「おまえ、最高に悪いおんなだな」
政宗が私の髪をすくって、それに軽く口付けして言う。
「わかってるわよ、こんなのいけないって。でもどうしようも無いんだもの。
私は三成くんを愛してる。でも三成くんでは私のからだを静められないのも事実だし」
「俺も驚いたな、遊びで声を掛けた舞が、話しに乗ってきたんだからな」
隣で横になる政宗を見て、私はうつ伏せになったまま、軽く笑みを浮かべた。
「後腐れなく付き合えるそうなおとこって、政宗くらいしか思い当たらなかったし、ね。
でも政宗で正解だったよ。最高に気持ちが良くてからだが満足してる」
政宗は深い意味信な笑みを浮かべて言った。
「俺はそろそろ青葉城へ戻るから、こういうのも終わりだ。
おまえは三成とずっといるか、いっそのこと俺に付いていくか、決めろ」