第7章 『謳歌』 ※R‐18
重なった胸からは互いの鼓動が鳴っているのが肌を通じて伝わってくる
(幸…………)
被さる逞しい腕に触ってみる。
これまで幾多の戦いと計り知れない重圧を乗り越えてきたのだろう
私が、安息の場所を創りたい
愛するこの人の為に
幸村は桜子の頬に軽く口付けると、首筋に移り強く吸い上げ
手は、二つあるうちの片方の山を捉え、やわやわと揉み解す
「………っ」
桜子が親指で頂を転がされる感触に必死に耐えていると、もう反対側のそれには舌が這わされた
「あっ……!」
電流が走ったかのような感覚に襲われ、頭が仰け反る。
舌先でちろちろと弄ばれ、くすぐったさと気持ち良さがせめぎ合う。
(このままじゃ心臓、持たない……っ)
身体の中心が疼くのが分かる
立てていた膝をその疼きに我慢出来ず擦り合わせていると
片胸にあった手が下方に肌を滑っていき、
茂みを通った
(……!)
くちゃ、と小さく音がした
「…………お前、濡れ過ぎ」
舌で胸の頂を舐めながら幸が私を見てそう言った瞬間、自分の顔が沸騰しそうな程熱くなった
縦の窪みをなぞられる度に溢れる蜜は、
既に桜子の臀部まで伝い、褥に染みていた