第14章 マイ・ガール ※R-18
「はぁ………っ」
突き当りまで貫き、桜子を見下ろしながらゆるゆると律動し始める。が、
緩やかに出入りしていたのも束の間、
我慢し切れず腰を速めていた。
「あっ!あっ!ああっ!」
ぬちゃっ、ぬちゃっ、と其処から厭らしい響きをさせ、
惜しげも無く嬌声を張り上げ紅潮する桜子。
あー・・・・
気持ち良い・・・・
気長に悠々と、なんて余裕は今の俺には無い。
もっともっとと、荒々しく求めてしまう。
快楽に満ちた切なげな瞳、
艶のある唇から出る啼き声、
揺れる二つの豊かな双丘、
締め付けながら蜜を流す女陰
桜子のありとあらゆるもの全部が、俺の情欲をそそる。
骨盤の部分を掴み、力強く、激しく、絶え間なく抽挿していると、
交わった箇所からくちゃくちゃと白色の蜜が分泌されていた。
「あ、ん…っ!そこっ……」
「良いんだ?」
「ん……」
頬を染め目を閉じて頷く桜子の仕草が愛くるしい。
蕩けた秘部の蜜壷から沸く、粘り気のある白い蜜は、
女が本気で感じてる証だ。
ーーー堪らない・・・・
桜子の上体に覆い被さると、貪るように口付けをした。
俺の背中に腕が回され、暫くそのまま交わしたのち………
彼女は、ふんわりと微笑んだ。
「大好き、だよ。………愛してる」
・・・・・・・・・・・
俺はこの数日間、大事なものを見失っていた。
桜子が笑顔で傍にいてくれるーーー
ただそれだけで、幸せなんだってこと。
当たり前のようでいてそうではない。
この世に存在する多くの人間の中から巡り逢ったたったひとりの愛する者とこうしていられるのは、
奇跡だってこと。
見失っては、いけないんだ