第14章 マイ・ガール　※R-18

桜子は畳の上でうずくまり肩で息をしていた。
屈んで抱き起こすも、膝ががくがくと痙攣して立てない状態だ。
満足したのだと悟り、ひとつ達成感を得たが
もうひとつの目標に辿り着くまでまだ解放してやる訳にはいかないーーー。

褥へ抱き運び仰向けに寝かせ、股を開かせると
そこは蜜液と潮でてらてらと濡れそぼっていた。
薄目を開けて朦朧とこちらを見つめ
身体に力が入らないのか、ダラリとしたままだ。
栗色の長い髪が敷布の上に乱れ広がる。


桜子のその姿は艶めかしく、日常でのじゃじゃ馬っぷりが嘘のようだ。


“ああいう子こそ褥では乱れに乱れるぞ”ーーー


癪だが信玄様の言葉通りだ。こんな彼女の姿は俺以外誰にも見せたくない。
俺だけの特権。


秘部に舌を這わせるとピクリと桜子の下半身が動いた。
内腿や陰唇に付着した液を舐め取っていくと、僅かに女独特の香りが鼻を掠め、欲望が昂ぶる。

蕾を舌先で転がしていると段々と新しい蜜が溢れ出し、桜子から小さく声が漏れてきた。


また、熱を感じてきたようだーーー


「ん……っや、やだぁ……っ」

「嫌じゃねぇ癖に」


口では嫌だと言ってる割には腰を捩らせ、股は閉じようともせず、陰唇はひくひくと蠢いている。
欲しい癖に。


ーーー………いや、欲しがってるのは俺の方だーーー


陰唇を舌で丁寧に隅々までなぞっていき………
壷に差し入れると桜子の脚が弾け上がった。

ぴちゃぴちゃと、わざと音をたてながら舐ぶり、沸き出す蜜を啜る。
愛らしい風貌なのに此処は卑猥だなんて男を煽る充分な武器だ。………油断ならねぇ。
他の男になんかやってたまるか。
この先も俺だけしか見えなくなるように
愛を、深く深く刻み付けたいーーー。


幸村は上体を起こし羽織っていた寝衣を脱ぎ捨てると、
色声を発して善がる桜子の濡れた其処を指先でにちゃり、と広げ、
ゆっくりと己を侵入させていった