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【イケメン戦国】戦国舞花録

第14章 マイ・ガール ※R-18




「……ん、く……っ」


どろりと粘り気のある白液が口の中に広がり
男の精独特の風味が舌の上に漂う。
咥えていた滾りを離し、数回に分けて飲み込むと
こく、こく、と喉から身体の中へ流れていく。


「はぁ……っ」


全て飲み干し見上げると、表情を緩ませた幸が深い呼吸を繰り返し肩をダラリと下げていて

気持ち良かったんだな、と喜悦感で一杯になり立ち上がって、
汗が滲んだ贅肉の無い筋肉質な上半身を包むように抱き締めると私の腰裏に彼の腕が回された。


…………作日までの素っ気ない態度の原因は、嫉妬からくるものだったと知ってひどく安堵した。
飽きられた訳でも嫌われた訳でもなく、愛するが故に複雑な思いが行動に表れてしまった、と。

なんだ、私、ちゃんと愛されてる。それも過去にまで嫉妬するほど。

幸せと愛しさが募りいてもたっても居られなくなって今日はいつもよりほんのちょっぴり積極的に、大胆に……幸を、攻めてみた。

過去じゃなくて、“今”を見て欲しかったから。
誰よりも幸が一番なんだよ、って
私は幸だけなんだよ、って
安心させてあげたかったんだ。


私の胸に、抱き寄せている彼の吐息がかかってこそばゆい。


「ねぇ、幸」

「……ん……?」

「私ね、最後がいいの」


彼の頭上に頬を乗せ、
目を閉じた。


「“最初”も勿論大事かもしれないけど、私は………幸の“最後”の女になりたいの」



そうーーー


最後の女になって、この先の永い永い人生を共に歩めたら………………


それ以上の幸せなんて、無い



だから………………



「だから幸も、私の“最後”になって?」


ーーー………
ひとつ間を置いてこちらを覗き上げた幸が
座っていた文机から腰を浮かせ、
私の唇にちゅ、と音をたてて弾けるようなキスをした。


「もうなってる」


満ち足りた笑みでそう言うと、
愛おしげに首筋から鎖骨の下まで花弁のような印を次々と咲かせていき…………
やがて、胸の膨らみにある桜色の粒を啄み始め

その感触に私は、またしても秘部が疼いてしまっていたーーー。



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