第12章 ネクスト・ドア ※R-18
「どっ……どーしたんだよ!?」
楽しそうに花摘みしていたはずの八重が青ざめて腰を抜かしていた
「真田様……っ……それ、狼………!?」
「………ぷっ、違う違う。犬だ、犬」
思わず吹き出し、村正を近付けると
震えながら後ずさりした八重は首を左右に振り拒否反応を示していた
「犬だとしても………私、動物苦手なんです」
「…………。そ、か………」
苦手なもんを強要出来ねーしな………
仕方無く住処に帰るように合図すると
尻尾を下げて去っていき時折こちらを振り返り見つめる黒丸の目が悲しそうだった。
「……………」
「……………」
あ……………
……………まーた気まずくなってしまった……………
…………………
こんな持て余した時間を埋めるのはアレ位しか思い付かなくてーーー
「あっ……あ……」
花畑から少し歩いたところにある雑木林の中ーーー
着物の裾を腰まで捲り、前屈みで木に両手を付き脚を開いて立っている八重の後ろから、膝を地面につけひたすら陰部を舐っていた
「あぁ……もう我慢出来ない……早く……早く来て下さい……」
かくかくと脚を小刻みに揺らしそう掠れた声をこぼす八重の望み通り、俺は立ち上がるとごそごそと褌をずらし、己の滾りを濡れた穴に挿し入れた
後は通常の動きでーーー
「は……あっ……あんっ!あっ!あぁぁ……」
自然が生い茂る静寂に不釣り合いな甘声と、肌がぶつかる音。
「もっと……もっと突いてぇ!真田様ぁ……っ」
懇願する八重の背後から覆い被さり激しく突きながら、俺は欲が満たされる一方で心境は複雑だった
そんな心模様と連動するかの如く、
快晴だった空は陰り、曇っていった