• テキストサイズ

【イケメン戦国】戦国舞花録

第8章 『狡猾』 ※R‐18




「はぁ、はぁ…………」


桜子は林の中を抜け、
光太郎の後を追いひた走っていた

(速い…………!)

既に姿は見えなくなりどこをどう行ったのかも見当がつかない。

ましてや幸村が視察からどのようなルートで帰ってくるのかさえも全く分からない。

(どこに、いるの………っ)

闇雲に、走っていた





ーーー光太郎は見る限り武器を持っていない。

いくら剣道の腕が立つとしても
刀がある幸には敵うはず無い。


もし、何かあったらーーー


(止めなきゃ………)



光太郎だけが悪いんじゃない。
私の軽率な行動が
こんな事態を招いたんだ。


止めなきゃ。
そして幸にちゃんと説明しなきゃ。



懸命に走るも下駄では限度があり
桜子は焦燥感に駆られながらも
ひたすら前を進んでいった



(幸……………!)



/ 493ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp