第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編
お互いの体温が混ざり合って、やがて、溶けていく。
夢中で求め合い、高まっていく。
大きな波にさらわれたように急激に身体が持ち上げられて、目の前が一瞬、真っ白になった―――。
大きく肩で息をして、のぼり詰めたことに気づいた。
はあ………っ。
荒い呼吸を押さえ込み、唇を噛み締めて余韻に浸る。
めちゃくちゃ、気持ちよかった―――。
まだどこか迷いの色をたたえたロベールさんの瞳が、そこにある。
それでも、かまわない。
満足して目を閉じた私の瞼には、優しいキスが何度も振り降りてくるのだった。