第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編
「君には、かなわないな」
切羽詰まったような口調で呟くと、急に右膝を強く掴まれ、大きく広げられる。
脚の間に、熱い吐息を感じたかと思うと、太腿の内側にチュッと音を立てて口づけられた。
その刺激に身をよじると、優しく膝を押さえつけられる。
甘い期待を抱いて、されるがままになる。すると、蜜壷に感じる、なんともいえない感触―――ん、これって、絵筆?
毛先が敏感な部分をくすぐり、やがてグチュグチュと音を立てながら、奥をかき混ぜられていく。
ぁ、なんか、変な気分―――。
内壁に感じるザワザワとした感覚。
上下左右に動いていく絵筆に擦られる度、意識が飛びそうになる。
ジュボ、ジュボと溢れ出る愛液の音まで聞こえてきて、いたたまれない。
「はっ、ぁああ………っん」
この先の、高みに行きたい。
内側から欲望の渦が湧き上がってきて、どうしようもない。
まだ、もっと、という思いが渦巻いていて、何かを欲している。
その何かは―――。
答えを導きだそうとしていると、ヌルリと筆が抜けていった。
火照った身体は、そのすべてが性感帯となってしまったかのようだ。少しでも動くと、革張りのソファに擦れて生まれる細かな刺激に、敏感に反応してしまう。
これから訪れるであろう快感を思うと、中心からまた液がほとばしり、ソファを濡らしている。
「………マイン」
名前を呼ばれたかと思うと、性急に覆いかぶさられ、その腕で強く抱きしめられる。
それから、太くで熱い彼自身が私を貫いた。