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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編




「あぁ………」


「気持ちいいかい」


コクンと頷いてみたけれど、次の瞬間、指を引き抜き、強く首を横に振る。



「意地悪しないでください。こんなの恥ずかし過ぎる」


「意地悪をしてるつもりではないのだけど………結果的にそうなってしまったかな。最初に抑えられなかった自分が情けない」


「無理に私が誘ったからですよね。すみません」


見上げると、そこには、眉間にシワを寄せ、キュッと唇を引き結び、苦悩する表情があった。

手の甲にかさねられていた手が離れていく。



………。



不自然なほどの沈黙に、徐々に冷静さを取り戻す。



どうして、そんな顔をするの?

一線を超えては、いけないとでも思ってる?

そんな理性、どこにあるの?

私だって、もう限界なのに………。



「ロベールさん、私、覚悟はできてますよ?」


「………俺には、君を抱く資格がない」


「資格って?好きになるのに、資格が必要?」


「そういうことじゃないんだ。だけどね」


「だけど、なんて言わないで。何も言わなくていい。私は、こうなりたかったから。ロベールさんに触れてほしかったから。ただ、あなたに愛されたい」


まっすぐに、その瞳を見つめ返し、告げる。

目を伏せる彼を引き寄せるように腕を伸ばす。髪にそっと触れ、梳いていく。柔らかい感触が、指の腹に心地よく伝わってくる。







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