第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編
少しずつ、丁寧に下方に移動していく筆の動きがもどかしいくらい。
そうして、ようやく蜜壷へとたどり着いた時には、深いため息をついてしまった。
私の小さな仕草を見逃さず、手を止め、心配そうに顔を覗いてくれた。
「ここまでにしよう」
発せられた一言に、衝撃が走る。
今、なんて………?
自分の耳を疑った。
「マイン、君のキャンバスには、じゅうぶん描ききった。これ以上してしまったら、汚してしまう」
「そんなこと、ないですっ」
身体の中心から湧き出るような欲求が、抑えきれない。
だって、もう、叫びだしてしまいそうだ。
「こんな、こんな状態でやめられたら、私………」
ドロドロと大腿を伝い、とめどなく流れていく蜜を感じながら、両手をギュッと握り締め、絶望的な気分で天井を仰ぎ見る。
フルフルと揺れ動く腰。内腿をこすり合わせ、渇望に苦しむ。
ああ、嫌、もう、限界―――!
「お、願い、触………って」
ロベールさんが,、そっと私の右手首を取った。
そのまま、下へと誘導され、グチャグチャになった中心へとあてがわれる。
「自分で触ってごらん」
「ぁん、こ、こんなの嫌」
「大丈夫。俺が、見ていてあげる」
そう言いながら、私の手に手を沿え、ゆっくりと動かす。
自分の指が、熱い渦の中に埋め込まれていく。
欲しかった、待ち望んでいた刺激に身を震わせる。
勝手に指がクネクネと動き回り、イイ所を探る。
指先から全身に快感が広がっていき、腰が揺れていく。