• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編




すると、急に熱い吐息とともに、耳たぶを甘噛みされ―――次には、ジュウッと大きな音と共に、強く吸われる。



「………っ、ぁ、ん」


筆は、頬のラインを伝って、やがて口に到達した。

先端の細い部分で、唇の輪郭を上から下へとなぞっていく。

まるで口紅を塗ってもらっているみたい。



ウットリと浸っていたら、急に唇を塞がれた。

そして、これ以上ないというほど、強く激しく吸われる。

急な展開に驚きつつも、されるがままになる。


絵筆はゆっくりと首筋を下りていき、クルクルと回る。

鎖骨をなぞり、そのすぐ上のくぼんだ箇所へ唇を触れたかと思うと、きつく吸い上げられた。



「はあっ、んっ!」


堪えきれずに、大きな声を上げてしまう。



「キレイだ。まるで、花が咲いたように」



顔を上げたロベールさんの視線が、今さっき、痛みを与えられた部分に注がれているようなので、あごを引いて見やる。

と、私の肌の上には、緑の細いツルと小さな葉っぱ、そして、つぼみのような真っ赤な花が描かれていた。



「え、え、何、どういうこと?」


戸惑いつつ、そう言いながらも、すべてを理解していった。

さっきからこうやって、緑の絵の具で描かれていたのだ。そして、ロベールさんのキスによって、赤い花が咲かせられていく―――。








/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp