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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編




………私、何してるんだろう。

ハッとなって、慌てて顔を逸らす。

振り向いてほしくて、必死だっただけ。

だから………なんて、一人で言い訳をしたって意味がない。

バカなことをしちゃった。

もう顔を合わせられないよぉ。



と、急に顎を持ち上げられ、唇に柔らかい感触を感じた。

すぐさま、その重なりは、深いものになっていった。

口内を激しく求められ、呼吸もままならない。



「ぁ………ふ、ぁ」


絡めとられる舌。その動きに翻弄されて、頭の中が真っ白になっていく。

な、何が起こっているんだろう―――。

ただ、わかることは………ロベールさんも同じ気持ちだということ。

幸せな思いで、彼を受け入れる。

与えられる甘い刺激に、だんだんと身体の力が抜けていく。

唇を重ね合わせながら、ゆっくりと、でも力強く身体を押され、一歩二歩後ずさる。

膝裏にソファがあたったかと思った瞬間、視界が反転した。

身体が、ソファに沈み込んでいる。

眼前のロベールさん越しに照明が照らされていて、眩しさに目を細める。

するりと、耳に冷たく、くすぐったい感触が滑っていく。



「ひゃっ、んっ」


シュルリシュルリと音を立てて、耳のフチをなぞられる。



な、何、この感覚!?


絵筆が音と同時に動いているのを、目の端に捉える。

そのうちに、筆の先が耳の中に入り込み、中でうごめいている。



「あ………っ」


ゾクゾクと肌が粟立っていく。なんともいえない不思議な感覚。







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