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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第37章 私立リアリン学園!~ロベール~ 情熱編




自分でも何を言っているのだろうと思うほどだ。もう、思考能力さえも、どうかなっている。

ゴクリと大げさなまでに息を呑み、静かに両手を下げ、今度は腰に手を添える。

意を決して、ショーツを下ろし、片足ずつ抜いていく。

文字通り一糸まとわぬ姿になると、ソファに身体を横たえる。



ロベール先生は、先ほど傍らに置かれたイーゼルを引き寄せ、椅子に腰掛けると、私へと向き直る。

と、絵筆を持ったまま首を傾け、鼻の横を掻いている。目元が真っ赤だ。

そんな様子を見ていると、こちらまで顔から火がでそうなほど羞恥でいっぱいだ。

外気に晒された素肌が熱を持つ。



けれど。

パレットの上で絵の具を混ぜ合わせ、もう一度こちらへと向いたロベール先生は、さっきとはまるで別人で、どこからどう見ても画家の顔つきになっていた。

力を抜いて、深くソファに身を預ける。

私は、モデルに徹しよう―――。





そうして、二人の間に、濃い、沈黙の時間が流れていった。



「完成だ」


ほどなくして、小さな呟きを捉え、身体を起こす。



「本当ですか!」


すぐさま、駆け寄ってロベール先生の横に立ち、絵を覗き込む。



「うっわ」


さっきよりも、ありありとした生々しさ。直視できないくらいなのに、目が離せないなんて。

不思議な感覚だ。

躍動感と生命力に溢れた私が、そこにいる―――。








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