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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第36章 私立リアリン学園!14時間目~ロベール~




「購買でパン買ってきてあるんだ」


「パンなんて明日食えばいいだろう。ランチの美味い店に連れて行ってやる」


「ん~でも、まだ勉強しておきたいから」


「こんなに優秀なのに、か?真面目が過ぎるのも考えものだぞ」


答案を指差して、なおも食い下がってくる。

これ以上、なんて断ればいいか考えあぐねていると、クロードが大げさにため息をついてみせる。



「いいよ、わかった。そもそも俺は、お前を困らせるつもりはない。また今度にしよう………そうは言っても、今度なんてあるかどうかわからないけどな」


「ごめんね。あの、あるから、今度は。絶対。だから、また誘ってくれる?」


申し訳なくなって、慌ててフォローする。



「まあ、いい。そういうことにしておこう」


クロードは、ニッと笑って、颯爽と職員室を出て行った。


はぁっ。

小さくため息をつく。

ロベール先生に世界史を教わってることを話すべきだったかな………。



カバンの中からパンとお茶のペットボトルを取り出す。

ゴクンと一口飲んで、パンにかぶりつく。

最近、毎日お昼は、購買のパンだもんな。ランチの美味しいお店、行きたかったなあ。

いやいや、生徒がテスト勉強しているってのに、教師が楽しくランチってわけにはいかないよね。

うん、そうだ。テストが明けたら行けばいい!








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