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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第36章 私立リアリン学園!14時間目~ロベール~




ロベール先生は、持っていた絵筆を置くと、こちらにゆっくりと向き直った。



「あの、ですね、ミシェルとさっき話したんですけど」


何て言おうか考えがまとまっていないけれど、とりあえず話し出す。



「俺の事、おせっかい過ぎてうっとうしい、なんて言ってなかったかい?」


「えっ、いえ、そこまでは………っと、いやその………」


確かに、そんなニュアンスだったけど~~~本人を目の前に『うん』とは言えないっ。

私が一人で慌てふためいている様子を、おかしそうに目を細めて笑っている。



「ゼノもミシェルも、ほんの子どもだった頃から知っていてね。俺にとっては、なんら変わらない気がしてしまって。つい、あの頃と同じように接してしまうんだ」


「そうだったんですね。私は、てっきりロベール先生とミシェルは………」


そう言いかけて―――ハッとして口を押さえる。

二人が恋人同士だと思い込んだなんて恥ずかしい勘違いを、わざわざ暴露する必要ないよね!



「あ、いえ、すごく仲がいいんだなって感じました」


「仲がいい、か。年頃の子と接するのは難しいよ。でもマイン先生は、ミシェルとうまく話せたようだね」


「うまく話せたかどうか定かではないですけど。まあ、それなりに」


スカートの上からポケットの中のソレを、そっと握りこむ。







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