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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第36章 私立リアリン学園!14時間目~ロベール~




教室内をゆったりと歩き回りながら、生徒達の様子を伺う。

そうして、今朝のロベール先生とミシェルを思い起こす。

二人は、何の話をしていたのだろうか――――――?



――――――っ!!!



突然に、ピッカーンッと閃いてしまった!!

うっわ、どうしよっ。

思わず叫びだしてしまいそうになって、両手で口を覆う。



………ミシェルの相手って、もしかして、ロベール先生!?



そうなると、今朝の会話も納得がいく。





『………君から言ってくれなければ、俺は、行動を起こすわけにはいかないんだよ』

『何それ?そんなのただの操り人形じゃない!!』

『そう言われても仕方ない。俺は、どのみち君のいいなりだ』





それって、ミシェルの方から迫ってくれなければ、手を出すわけにいかないってことだよね?先生と生徒だし。ロベール先生から求めたら犯罪になりかねないもんね。

それから、こうも言ってた。





『自分自身ってのがないの?そんなんで心を掴めると思ってるの?これじゃ、また同じことを繰り返すだけよ。もう諦めたら?ロベールさんには、無理よ』

『いや、俺は諦めるつもりはない』




………同じことって何だろう?昔つきあっていた人がいたけど、ロベール先生が奥手なせいで別れたとか?

いつになく力のこもった真剣な口調で、諦めるつもりはないって言ったロベール先生。

それだけミシェルに本気なんだろうな―――。

………なんだろう。心の中が霧に包まれたかのようだ。

ロベール先生とミシェルが恋人同士と知って、なんでこんなに落ち着かない気持ちになるんだろう。







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