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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第36章 私立リアリン学園!14時間目~ロベール~




何これ、すごい―――っ!!



思わず目を見張り、その場に立ち尽くした。

圧倒的な存在感に目を奪われる。

気づけば見開いたままの目の奥がジンとしてきていた。

ハッとして、パチパチとまばたきを繰り返す。

しばらく見入ってしまっていた。そうして、改めて目を向ける。

両手を広げて端に届くか届かないかくらいの大きさのその絵は、立派な額縁に収まっていて無造作に壁に立てかけてある。

表面がテラテラと光り輝いているので、まだ絵の具が乾ききっていないようだ。

これ、ロベール先生が描いたんだよね?

………そうだ、ロベール先生に用があって来たんだった!

キョロキョロと辺りを見回すと、奥にもう一つ部屋があるのに気づく。

準備室と書かれたその部屋は、大きくドアが開け放たれている。



「ロベール先生います?」


おずおずと声をかけ、中へと足を踏み入れる。

奥行きのある部屋には、天井まで届く棚がずらりと並んでいて、そこにキャンバスがギッシリと収められていた。

照明が遮られているせいで薄暗く、ほこりっぽさと古い油絵の具の独特の匂いが満ちていた。

すごい数だな。全部でどれくらいあるんだろう。

周囲を眺めながら少しずつ奥へと進んでいく。







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