第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編
「何考えてるの」
不意に、レイヴィスが顔を上げる。
「え?えっと、こうやって補習受けるのもあと少しだなって思って」
心の中を読まれているのではないかとアタフタしながら、そんな答えをする。
「中断させちゃってごめん。どうぞ、続けて」
じっとこちらを見続けているので、更に慌ててしまう。
「そうやって見るの禁止。こっちはもっとお前に触れたくて仕方ないの我慢してるんだから」
「そうなの?」
「そう」
ふいっと顔を逸らすレイヴィスの頬が赤い。
な、なんとなくレイヴィスがわかってきたかも………冷静さを装ってはいるけど、本当は余裕なんてなくて。
私と同じように、ドキドキしているんだ―――。
「前の学校と進行状況が違うから授業についていくのがやっと。他の教科も補習が必要かも」
「それなら、ジル教頭に相談し………」
「まだ知らない教科がある。ココとか………女性の身体ってどうなってるのか教えて、マイン先生」
身を乗り出し、ツーーッと、シャーペンの反対側の先で、胸元をなぞられる。
そのまま下降していき、やがて膨らみに辿り着く。
「もうしばらく補習してもらわないとな。ただし、今度からはもっとロマンチックな場所で」
「………!」
トントンと先端を優しく突かれ、私の身体は、また熱く火照っていった。
補習は、きっと、まだまだ続きそうだ―――。