第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編
ペンを走らせ、小テストを埋めていくレイヴィスを見つめながら、いろんなことを考えてしまう。
昨日の、初めてのキスの後だって―――。
『………これ以上は、マズイかな』
そう言いながらも、熱い眼差しで見つめ、指の腹で私の唇をくすぐるようになぞった。
もうそれだけで、腰の辺りに甘い疼きが生まれて、どうしようもなかった。
『いいんだよな?』
そう、確認されて………続きを切望して強く頷いた。
『よかった』
今まで見せたことにない緩い笑顔を浮かべていた。それだけで、もう期待で胸がいっぱいだった。
それなのに………。
レイヴィスは、すぐに普段の態度に戻り、補習を受ける用意を始めていたのだった。
『いいんだよな?』―――って、あれ、何の確認だったの?続きをしてもいいんだよなって聞いたんじゃなくて?
その前の会話の繋がりから考えると、つきあうことに了解かって意味だったのかな。
私が一人でエッチな勘違いしてただけかと思うと、すっごく恥ずかしい~~!
なんて、いまさらだよね。
さっきなんて、もっとイヤラシイコトたくさんしちゃったし………。
そして、また、この変わり身の早さったらないよね?