第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編
「ん、その覚悟伝わってる。けど、俺は、一人で気持ちよくなりたくない」
そう言うと、私の腰を掴み、抱き上げる形で引き寄せられた。
そのままレイヴィスにもたれかかる形になる。
「イクなら一緒がいい」
耳元で、熱っぽく囁かれる。
「一緒がいいって………ここ、学校だよ!?」
「マインからこんなコト始めてきたくせに?」
「始めたのは、私だけど………これくらいならまだ許容範囲かなって。けど、さすがにここで、その、スルってのは、マズイでしょ」
「なんでマズイの?」
「それは、向かいが職員室だから………っ、んっ、ぁ」
唐突に耳たぶを甘噛みされて、甘い声を上げてしまう。
「こういう声、聞かれたら困るから?」
「そ、そうだよ」
「ふーん。じゃあ、マインが、声、我慢すればいいだけだよな?」
「それはっ、そうだけど………あぁっ、んっっ♥」
カプリッと、耳全体を口に含まれて、レイヴィスの熱い舌が耳のナカをかき混ぜる。
「声、禁止。職員室に聞こえる」
「だって、レイヴィスがぁ………あ、やぁ、ん」
クチュクチュと鼓膜を刺激する舌の動く音と感触に、全身の力が抜けていきそうになる。