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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編




「何?物足りなかった?」


「………っ、そんなんじゃないよ!」


「じゃ、補習始めて。時間ないから」


「………」


淡々としたレイヴィスの口調。

………私、からかわれてるのかな?

さっきのあの情熱的なキスは、幻だったりして?

どうしても納得いかない。机の下でギュッと両手を握り締めて俯く。



カタンッ。



椅子を引く音がしたかと思うと、サラリと前髪をかきあげられる。

そして、額に熱い感触―――レイヴィスの唇が触れたのだ。



「今は、これで我慢して」


それだけ言うと、すぐに座り直し、教科書に視線を落とす。



「う、うん………」


ぎこちなく返事をして、私も教科書を開く。



やっぱり幻なんかじゃなかった!!!

ドギマギしながらも、なんとか懸命に補習に集中するよう努めた。







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