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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編




レイヴィスの吐息を感じると、すぐに唇が重なった。

触れ合う熱と柔らかさに我を忘れそうだ。



「ふっ、あっ」


長い時間塞がれて、息があがっていく。唇と唇の隙間から息が漏れると、するりと熱い舌が入り込み、激しく絡み合う。



………て、展開が早すぎて頭がついていけない。

目の前がぼんやりしてきて、思考がどこかへ飛んでいってしまいそう―――。



「………これ以上は、マズイかな」


ゆっくりと顔が離れ、つっと、名残惜しそうに親指の腹で唇をなぞられる。



「いいんだよな?」


もう一度、顔を覗き込まれて、念を押される。

断る理由が見当たらない。そのままコクンと頷いてみせる。



「よかった」


ほっとしたのか、珍しく力の抜けた笑顔を見せるレイヴィス。

と、クルリと向きを変えると、向かいの席にストンと腰掛け、何事もなかったかのように教科書やノートを机に並べ始めた。



「今日どこから?」


いつもの真面目な表情。低い声。

え………えっ!?

あまりの変わり身の早さに、驚いて凝視してしまう。







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