第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編
レイヴィス 情熱編<R18>
~告白~
いつものように授業を終えて、進路指導室で補習の段取りを組んでいる。
テストの日が近いので、いつもより張り切って準備をしているところだ。レイヴィスとの補習もあと僅か。限られた時間ではあるけれど、できるだけのことをしたい。そして、少しでも成果があったと思ってもらえたら嬉しいな。
―――この頃、気づけば、いつもレイヴィスのことばかり考えている。
好き、なのかな………うん、多分、そう。
こうして、待っている間も落ち着かない。二人きりの時間は更に気持ちが高揚してしまって抑えようがないほどだ。
いつのまにかレイヴィスに心を奪われてしまった―――そう、実感する。
レイヴィスは、私のことをどう思っているんだろう?
そればかりが気になって落ち着かない。
と―――。
ガラッッ!!
勢いよくドアが開いて、レイヴィスが飛び込むように部屋へと入ってきた。
いつもなら、必ずノックをするのに。
いつだって礼儀正しく落ち着き払っているのに、どうしたんだろう………?