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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




ああ、そうか―――答えは、すぐそこにあった。



………なんだよ、これじゃ、オザワセー部長となんら変わらない。

俺だったら、何て言ってほしいだろう?相手には彼氏がいる、他に目をくれることはないだろう。それなのに、頑張れと応援されてもな。

だからと言って、諦めろと諭されて諦めがつくほど、単純にはできていない。



「レイヴィス、俺は、どうしたらいいと思う?」


「………そんなの、わからない」


それ、俺が聞きたい。



とにかく、目の前にある事柄から片付けていこう。

かがんだまま、転がっているシャーペンと消しゴムを拾い上げてペンケースに収める。

かき集めるように教科書類を一つにまとめてトントンと揃えて、鞄へと戻していく。



「その本は入れないで」


「え、でも」


「もういらない。捨ててくれ」


「俺に捨ててくれって言われても………わかった、捨てとく」


こういう時、この人に反論するのは無駄な労力でしかない。こんな本、学園内で捨てるわけにもいかない。身を乗り出し、少し離れた所に置いてある自分の鞄の中へと、とりあえず本をしまう。







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